×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

2004年エロゲ総括

私が2004年にプレイした新作20作品を、単純に私が楽しめた順に並べて本音でコメントしてみました。

第20位:DUEL SAVIOR (戯画)

ベリオ&カエデのみクリアで未コンプ。一人目のシナリオの出来がアレだった上に、二人目のストーリーが一人目とほぼ同じだったためにキレました。ヒロイン攻略順が決まっていて、クリアしてゆくにつれ謎が明かにされていくという構成は、はじめの方のヒロインのシナリオが薄くなる可能性が非常に高いわけで(好みでないヒロインであればなおさら)、それを乗り越えて続きをやらせるためには相応なレベルのシナリオを用意しなければなりません。この作品のシナリオはそこまでのものでは無かった、それだけです。格闘パートは比較的良かったのですが、繰り返しプレイでスキップできないのも悲劇を助長しました。

第19位:Inclusion (ブーストオン)

4人クリアのみで未コンプ。4人目まではヒロインの魅力で何とか凌いだのですが、5人目の主人公が男で、かつあまりにもHシーンが唐突すぎて挫折。もともとCG目当てでそれは良かったので、地雷ということは無かったですが。

第18位:杜氏の郷 (ハートブリング)

高校に入ってからサッカーを始めて半年後にはワールドカップ決勝でゴール決めてましたワショーイ! みたいな展開は噴飯もの。ヒロインと一対一のごく普通の恋愛モノとしては悪くないですが、友情物語に期待した私には激しく地雷でした。ヒロインそれぞれは魅力的だとしても、身勝手なキャラが多くまとめ役もいないなど、何も考えずただ集めてグループにしただけでは、ウソくさい友情しか描けません。次回にチャレンジ。

第17位:シャマナ シャマナ (キャラメルボックス)

サラ&スノゥクリアのみで未コンプ。血湧き肉躍る展開を期待させる設定も、ENDまであまりに淡々と進みすぎるのが痛恨。サラを悪役にするぐらいやればちょうど良かったかも。サブも含めてキャラが良かっただけに、ちょっともったいなかったですね。ラビが攻略できれば違ったんでしょうけど。

    

第16位小雪の朱 (ディスカバリー)

今年初の地雷(購入前の期待の大きさとのギャップが激しいという意味で)。真冬が舞台のゲームを6月に出すのはいかがなものか。それを差し引いても、キャラの言動が不可解な割にストーリーは王道という、パターンとしては最悪のシナリオ。にもかかわらずそんなに憎めないのは、前作ぎゃくたまで惚れた弱みと、本年の最優秀ボーカル賞のエンディングテーマ「passenger」のため。次も買います。

第15位:魔女の贖罪 (アリスソフト)

老舗が廉価で手堅く作った陵辱もので、プレイ中はそこそこ楽しめたハズなのですが、不思議と記憶に残らない作品。考えてみれば、普段高級車に乗っている人が、デキの良い軽自動車に乗っても「意外にがんばってるな」ぐらいにしか感じないんですよね。新作を年10本以上買うような馬鹿な真似はしないライトユーザーにはオススメ。

第14位:ANGEL BULLET (ライアーソフト)

体験版終了時点で抱いた、「もしかしてこれは今年最高のゲームになるんじゃないか?」という期待をコッパ微塵に打ち砕いてくれた怪作。新機軸の土下座調教は最高に良かったですが、その他のシナリオが素人レベル。他の要素はおしなべて高レベルなので、シナリオのみ全面差し替えのリメイク待ってます。

第13位:らくえん (テラルナ)

この作品の何が残念かといえば、登場人物達が劇中でゲームを作り上げる際、ただ締め切りを守ることだけに腐心し、自分たちの「思い」や「こだわり」を作品に込める描写がほとんど無かったこと。このメーカー自身がそうやってモノ作ってるからかも知れませんが、ユーザー側としては、「メーカーだって良いものをつくろうと一生懸命やってるんだ」という夢は見ていたいんですよ。作品を単なるグチのはけ口としてしまったツケは重いです。

第12位:超光戦隊ジャスティスブレイド (マイカ)

プレイ中はあまりのエロさに衝撃を受けましたが、陵辱のシチュエーションがワンパターン(薬や催眠で速攻でヨガる)なためか、冷めるのもまた早かった作品。ただヒロイン絶叫フルボイスは良かったので、次も購入を検討する予定です。

第11位:CANVAS2 (エフアンドシー)

原画も塗りも非常に高レベルで、エロゲにおけるCGの威力を改めて思い知らせてくれた作品。つられて危うくサーカスのダ・カーポとか買いそうになりました。シナリオにみるべきところはほとんど無いですが、何故かエリスに萌えたので個人的にはOK。次作のホワイトブレスも絵買いしそうになりましたが、体験版のシナリオがダメっぽくてスルー。これからも注目はしていく予定です。

第10位:虐襲 (アニム)

抜き目的で買うも攻略が面倒だったので、改造サイトでsaveデータをダウンロードしてエロシーン鑑賞のみ利用。心がなかなか折れないメインヒロインが最後に陥落、という展開がシーン鑑賞だけ見ても丁寧で、非常に実用的でした。次作は難易度を低くする方向でお願いします。

第9位:planetarian (キー)

前半だけで上手くまとめて、ササくれだった若者と癒し系ロボットヒロインの刹那の邂逅として描いてくれれば、私の中では傑作となったであろう惜しい作品。ダウンロード販売でYahoo!にクレジットカード番号入力では、期待したほど売れないのも仕方がないと思います。

第8位:下級生2 (エルフ)

七瀬&たまきのみクリアで未コンプ。攻略があまりにも面倒なためコンプする気にはなりませんが、七瀬のツンデレっぷりに激しく萌えたのと(反転っぷりが極端すぎるが)、エロが充実していたため印象は悪くないです。ただシステムに何らかの楽しめる工夫をしてくれないと、下級生3は買わないと思います。

第7位:永劫回帰 (ディーオー)

シリアスなループもののシナリオで、意外に恋愛が楽しめたのが吉。ツンデレ好きとしてエルフリーデは外せません。珍しく人気原画家を起用し、レベルの高いCGにしてくれたのもこのメーカーにしては新鮮。シナリオを倍ぐらいにして上手く盛り上げれば化けたであろう惜しい作品。私はエルフリーデでお腹一杯ですが。

第6位:Fate (タイプムーン)

「この状況で一人で出歩くなんて考えづらいけど、そうしないとストーリーが動かないしなあ。まっ、いいか、こいつトラウマ持ちだし」とか、「そろそろコイツには退場して貰いたいんだけど、無茶苦茶強いキャラだしどうすっかな。気合とか奇跡とかはもう使っちゃってるし……。仕方ない、ここは最終兵器『油断』で!」とか、シナリオが長いだけにいい加減な展開もまた目立つ作品。セイバーを筆頭に、サーバント達の言動が設定に比してあまりに幼すぎるのもアウト(そもそも大人の意見を言えるキャラが出てこない)。3章に費やした時間を1、2章のブラッシュアップに使っていれば、私の中でもかなりの傑作になり得ただけに残念。次回はボイスを付けられる長さと内容のシナリオにチャレンジ。

第5位:CLANNAD (キー)

途中で放棄したくなった個別シナリオ群のダメっぷりも、アフターシナリオで逆転サヨナラホームラン。アフターにも色々と言いたいことはありますが、とりあえず次はぜひファンタジー要素抜きでお願いします。

第4位:ORATORIO (アンチェイン)

心情的にはイチオシにしたい、新参メーカーとしては非常に良くできた作品。明日奈ENDは今年最もリプレイ回数が多かったですし、最優秀助演男優賞の後藤教授を筆頭にキャラクターも魅力的。CGの塗りの弱さとシステム地雷(修正ファイルで解消)さえ何とかなっていれば、もうちょっと話題になったのではと思います。開発期間と費用が膨大になり、かつ売れなかったということで次作は恐らく出ないのが残念でなりません。

第3位:海道 (ディーオー)

序盤の共通パートで、恋愛そっちのけで描かれる友情物語が激しくツボにはまりました。個別ルートは玉石混交でしたが、全てのキャラが他人に気を使う世界のお話は非常に心地よかったです。

第2位:Forest (ライアーソフト)

楽しめたのは楽しめたのですが、いったい何故楽しかったのか上手く説明できない作品。演劇を見ているような感じ、BGMは最高、九月の独白とかやばすぎる、などパーツの話はできるんですけどね。人を選ぶという言葉がこれほどふさわしい作品もないと思います。

第1位:夏のひとしずく (ディーオー)

海道の友情路線に、笑いと萌え(義母)を増量してくれた作品。全体的な安っぽさは否めませんが、シナリオ・ボイス・CGがピンポイントに合わさったときの破壊力は相当なモノ。体験版が無いのが残念ですが、多くの人にやってみてもらいたい作品です。惜しむらくは真夏の高原が舞台なのに発売が10月にずれ込んだこと。7月31日という絶妙な発売日を設定したラムネにぶつけて玉砕するぐらいの気概は欲しかったですね。

 

振り返ってみれば、去年よりも楽しめたゲームが多かった良い年でした(購入本数も増えましたが)。2〜6位までは上半期発売で、18〜20位が下半期と、後半は息切れ気味でしたが、夏のひとしずくがカバーしてくれたのが大きかったです。

昨年同様1〜3位をLiarSoftとD.O.が占めるという、硬直した体制は変わりませんでしたが、F&CやMAIKA、UNCHAINとの初顔合わせが成功したのは収穫でした(一方でburston、ハートブリング、戯画は馬群に沈みましたが)。来年もD.O.とLiarを買うでしょうが、一方で私にとっての新規メーカーにもドシドシ突撃していきたいと思います。

2005年はとりあえずLiarの「セブンブリッジ」、ニトロの「天使ノ二挺拳銃」は購入する予定です。

 

以下、今年全体を振り返って思ったことをツラツラと。

友情大好き

昨年れすとあが(個人的に)ヒットした時からうすうす感じてはいたのですが、私はベタな友情モノが大好きなんだな、と再認識しました。友情路線がピンとこないと、サッパリと感じるかもしれない海道とか夏のひとしずくが大好きだとか、CLANNADの家族メインの個別シナリオがほぼ全滅な一方で、友情を前面に出したことみシナリオだけは好みだとか、冷静に見れば恋愛モノとしてそんなに悪くない杜氏の郷を、原画が同じ海道並の友情物語を期待したため激しく地雷と感じたとか。特に海道や夏のひとしずくは、男の親友を二人も出し、かつ主人公を含めた三人の仲の良さもキッチリ描いてくれたことが大きかったと思います(杜氏の郷は出しただけ)。

D.O.には是非この路線を続けていって欲しいのですが、あまり売れて無さそうで不安です。食わず嫌いの人、特に社会人となってそれなりの年月が経っている人には、一度やってみてほしいノスタルジックシリーズです。

キャラクターをわかりやすく固めてほしい

「キャラが自分の思惑通りに動いてくれるか不安だ」「キャラが勝手に動き出す」というようなコメントを、長期連載漫画の単行本の作者あとがきで見かけることがあります。こういう状態で書かれるキャラは個が確立していて、その言動が読者から見ても違和感なく、「キャラが立っている」ように感じるのではと思います。

一発勝負のエロゲシナリオで同レベルを求めるのも酷ですが、それでもある程度はライターの中でキャラを固めて書き始めてくれないと、シーンが変わるたびに言ってることややってることが違うチグハグなキャラになってしまい、感情移入しにくくなると思うんです。ANGEL BULLETの前半のシナリオをあれほど駄目に感じたのも、この辺が理由なんじゃないのかなあ。私は特に気にするタイプのようで、ストーリー展開は良くてもキャラの言動に違和感ありまくりのFateはイマイチで、逆に私でさえ途中退屈に思うほど劇的な展開が不足していても、キャラの立ち居振る舞いに納得できる夏のひとしずくが高評価だったりします。

アクチベート版はやめよう

多くの人には関係ないと思いますが、D.O.及びその系列ブランドからはネット接続版やPlay-Gate版と称した、インターネットを通じた認証が必要になるアクチベート版のソフトが発売されています。現在は従来通りの通常版も併売されることがほとんどですが、いずれは全てアクチベート版とする方向に動いているようです。
 現状でアクチベート版のメリットは、1.定価で2,000円程度安い、2.追加シナリオ等がダウンロードできる、3.ディスクレス可で、デメリットは、1.起動する毎にネットに接続して認証が必要、2.インストールできるPCは3台まで、3.中古売買不可、4.友人との貸し借りもしづらい、です。私は価格の安さにつられて夏のひとしずく、海道はアクチベート版を買いました。

不正コピー問題などを回避するため、プロテクトをかけたりアクチベートを導入したりと色々工夫を凝らすのは悪くないと思います。正規ユーザーとしては、むしろ積極的にやってほしいぐらい。ただアクチベート版は、新規ユーザー獲得の敷居を高くし、業界の縮小を加速するだけだと思います。私自身のエロゲ購入の経緯が、1.(悪)友人から借りてエロゲを知る→2.中古でビクビクしながら買い始める→3.スーツ姿で堂々と新品買い→感想ページ開設、ということで、エロゲプレイのきっかけとして友人との貸し借りや中古売買は結構な役割を果たすと思うんですよね。

私個人は、安いうちは作品への信頼度と秤にかけて購入する場合もあると思いますが、業界的には別の不正防止策を開発して欲しいと思います。

感想のTopページに戻る