2011年エロゲ総括

私が2011年にプレイした新作4作品を、単純に私が楽しめた順に並べて好きなようにコメントしてみました。

なお、各ゲームの感想ページの「やってみて度」は、一応他人にすすめられるかどうかも考慮に入れてあるので、このページの順位とは必ずしも一致しませんのでご了承を。

第4位:久遠の絆 THE ORIGIN (Xuse)

やはり思い出補正が強いのか、大昔にやったコンシューマー版の久遠の絆をプレイしたときの感動はなし。しかも直後に、そのコンシューマー版そのままにボイスを追加したバージョンの発売を発表。ちょっとアタマにきましたが、かわしまりのを起用してくれたことで良しとします。

第3位: 大帝国 (ALICESOFT)

初回プレイのゲームオーバーで激怒しましたが、何だかんだでイベントの大半を見て真ENDまでクリアしたあたり、値段分は十分楽しめたと言えます。ダグラス×キャロルのツンデレ恋愛などは、ここ数年でも屈指の萌え展開でしたし。
 個々のパーツのデキはいいのに、だまし討ちのようなターン数制限や、攻略情報必須の真ENDへの分岐条件など、プレイヤーへの嫌がらせでしかないトラップを組み込んだのがとにかくダメ。SLGでこれをやられると、無駄に時間がかかって仕方がありません。体験版無しの殿様商売でバカ売れするからって、調子に乗るなといいたい。

第2位:ハチポチ (LiarSoft)

ライアーの馬鹿ゲーは性に合うな、と再認識したゲーム。ここもすっかりマジメな作品ばかり出すメーカーになってしまいましたが、たまには気楽に楽しめる、キャラ設定見ただけで笑えるような作品を出して欲しいです。

第1位:Rewrite (KEY)

声優の関係で18禁版が出ることは絶対にない、と公言されてるのが残念。来年発売予定のファンディスクでは、朱音のオッパイイベントレベルのシーンを満載して(あそこは専用CGがあれば確実に抜けた)、ぜひとも一般指定の限界に挑戦してもらいたいです。あとアニメ化も希望。オープニングアニメにみるように、戦闘もあるから映えますし。2クールでやるとして、共通4話、個別各3話×5人=15話、moon2話にterraが4話といったところでしょうか。考えれば考えるほど、アニメ化は無理な気がします(笑)。

 

以上です。今年も昨年に引き続き4本のみ。例によって、ツンデレ萌え成分を深夜アニメで十分摂取できてしまうことが原因。今年はエロゲではありませんがゲーム原作のアニメだけみても充実してて、シュタインズゲートの牧瀬紅莉栖や、最後にこけましたがアイドルマスターの水瀬伊織など、良質なツンデレが多かったです。

そのせいもあって、エロゲにはSLGやRPGが付いた(アニメには無い)遊べるタイプを求める傾向になり、そうなるとシナリオもゲーム部分も好みという作品はなかなか無く、さらに本数が減るという結果に。年末の銀の刻のコロナ彼女は高天に祈らないは、かわしまりのが出演してることもあって期待してたんですが、ゲーム部分がイマイチ。自由度が高く複雑にするのもいいですけど、プレイヤーがやるべきことを明確にして、もう少しシンプルに楽しませてほしいところ。このへんはアリスソフトの大帝国はさすがでした。来年は、初心者にも簡単な戦闘をうたう英雄☆戦姫にまずは期待。かわしまりのも出ますしね! マテリアルブレイブもよさそうなんですが、絵がロリ過ぎて……。とりあえずは体験版まちです。

すっかりプレイ本数が減った私がいうのもなんですが、力のあるライターや絵師がラノベ等に流れるという話も聞きますし、ここはエロゲ業界にもぜひ踏ん張って欲しいところです。テレビの地デジ化が完了したにも関わらず、いまだに4:3の画面でデモムービー作ってるような意識の低さではイカンですよ。画面解像度だって、国産メーカーの1,366×768ドットのノートPCが4万円弱で買えるのですから(無料会員登録後)、それぐらいを標準にしたっていい。私の知る限りでは、lightの解像度可変システム(640×375〜1920×1125まで選択可)がADVでは最も優れているので、希望するメーカーや新規参入を考えている人に幅広くライセンス供与すれば、業界全体のクオリティの底上げになりそう。アニメやラノベ、ソーシャルゲームなどライバルが強力で目眩がしますが、金と時間を費やすに足る作品を今後も出してもらえればと思います。

 

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