着せかえフェティッシュ |
とりあえず、ツンデレ巫女:秋をクリア。ストーリーは今一つですが、ヒロインが非常に可愛いため印象は悪くありません。CGが好みなら突撃しても良いかも。 |
メーカー |
対応OS |
修正ファイル |
発売日 |
プレイ日 |
プレイ時間 |
やってみて度 |
win98〜XP |
あり |
2005年9月 |
2005年9月 |
初回約6時間 |
B |
・長さは普通。前半は学園ラブコメで、終盤のシリアス展開を通してハッピーエンドというよくあるパターン。
・コメディ部は面白さにムラがあるが、パロネタに頼らないギャグでツボにはまればかなり笑える。
・気の強い暴力娘と思われた秋は、実は相当可愛い。裏切られた気がしないでもないが結果オーライ。
・終盤のシリアスは、小道具(お堂)のアイデアは良いが、展開が稚拙。
・Hは秋で3回。もう1回はあるらしい。巫女服、制服Hあり。尺は充分なのと短すぎのと半々か。
・長いほうは結構エロいが、初体験でイクイクイクゥ〜はどうかと。ツンデレヒロインは痛がってもケナゲに我慢が王道じゃないのか?
・イベントCGは少なめ。初キスのCGが無いとかは手抜きもはなはだしい。
・原画は表情豊かで私好み。立ち絵を含め安定しているが、エロCGで崩れることがある。私は絵買い。
・BGMは21曲。可も無く不可も無く。オープニングのボーカル曲のみ印象に残る。私はOPデモ買い。
・ボイスは主要な女性キャラのみフルボイス。あまり聴いたことの無い人が多いが、こちらも特に問題なし。
・ADVとしての機能は一通り揃っており、特にセーブ&ロード機能が充実。動作も軽快でバグもなし。
・縦長の文字は読みづらいことこの上ない。キャラ毎に文字色を変える機能はあっても良いが、一発で全て同色にできる機能もほしい。
・選択肢が多く難易度が無駄に高そう。授業中に悪友の悪ふざけにつきあうか否かで、フラグを立ててもらっても困る。
体験版冒頭の主人公と妹系ヒロインの会話がサッパリ合わず、スルーしていたのですが、OPデモを繰り返し見ているうちに秋のCGの素晴らしさ(バニーの表情とラストの着替え)に耐え切れなくなり購入。ぎゃくたま2から2ヶ月エロゲを買っていなかったので、あるいは禁断症状が出ていたのかもしれません。
結果的には、秋が予想以上に可愛く萌えられた上、オーソドックスな学園モノで文化祭とか体育祭などもあり、結構楽しめました。私はタイトルから勝手に、「コスプレHメインのエロエロ和姦重視系」エロゲだと思っていたので、これは嬉しい誤算。主人公も秋シナリオでは特に問題なかったですし、脇も含め秋以外のヒロインも全員いい味出しています。前半のイベントがぶつ切りだとか(主人公の自宅でウッカリ胸を触ってひっぱたかれても、翌日なにごとも無く会話してるとか勿体なさすぎ)、ヒロイン個別ルートに入っているのに男キャラとのくだらないトークが延々と続くとか、終盤のシリアス展開はがんばっているが茶番劇としか言いようがないなどなど、難点を挙げるとキリがありませんが、ヒロインに萌えてしまえばまあいいかという気にもなります。秋ルートでは、好意がバレる辺りから初エッチまでの一連のシーンに特に萌えさせていただきました。体験版は速攻で辞めてしまったのでどこまでプレイできるのかわかりませんが、序盤で秋以外のヒロインの可愛らしさは良く出てると思いますから、それが気に入った人なら、終盤のストーリーに過度の期待はせずに突撃でも良いかもしれません。タイトルはこの際忘れたほうが良いかも。シナリオがもうちょいシッカリしてればも少しプッシュできたんですけどね。
ちなみに個人的には、攻略ヒロインが全員可愛らしすぎたのが残念。私は「可愛い」ヒロインよりも「凛々しい」ヒロインの方が圧倒的に好みで、本作でいえばもみじ、芹、撫子先生、そして無駄な動きが魅力的な紫暮姉さん(変人)が該当しますが、これが軒並み攻略不可のサブキャラという異常事態。メーカーがターゲットにしている層と私は、まるっきりかけ離れていることが良くわかります。このメーカーも採用しており、その実力に定評のある丸戸というライターの作品が、体験版までで食指が動かないのも同じ理由。例えばデュエルセイバーのリリィでいえば、途中までは非常に良かったのですが、休日デートでわんわんと泣かれたところで終了。我ながら難儀な好みだと思います。でも、天然を装いつつ主人公を尻に敷きそうなエリナには、ちょい期待してます。
続いて蜜柑をクリア。面倒なので、攻略サイトのお世話になりました。
紫暮姉さんに惹かれてやってみた訳ですが、蜜柑にもかなり萌えました。素直になれない系ヒロインのツボはしっかり抑えている感じです。主人公もなかなか楽しいヤツですし。彼は頻繁に「ヒィィィー!」と悲鳴を上げるのですが、「ああ、俺もその場面にでくわしたらきっと上げるな」と納得の悲鳴です。ストーリー自体も秋ルートよりは読めます。
ただ、こちらもラスト付近のシリアス展開に若干難あり。一つは秋ルートでもいえることですが、親友が豹変しすぎ。それまで激しくバカに描いてさんざん笑いをとってきたくせに、急に頼りがいのあるかっこよい役をさせるのは安易すぎます(エロゲではよくあることですが)。バカならバカなりの役回りを考えてやる手間を惜しまないでください。もう一つは、紫暮姉さんの過去設定。非常に魅力的だった彼女を、最後の最後であきらめの悪いしみったれた女に墜としてくれた罪は重大です。ハッキリと某氏と付き合っていた、という設定にちょろっと改変するだけで、全然違ったんですけどね。その上で紫暮さん攻略ルートを別に設けてくれれば、私の中でかなり印象に残るゲームになったんだけどなあ。惜しい。全くもって惜しい。