夜刀姫斬鬼行 (暫定版)

 とりあえず、メインヒロインと思われるツンデレ剣士:トウをクリア。終盤までは電波シーン満載で萎えますが、最後の一時間の怒涛の展開はなかなか。他のルートもクリアしたくなります。

メーカー

対応OS

修正ファイル

発売日

プレイ日

プレイ時間

やってみて度

テリオス

win98SE〜XP

-

2005年12月

2005年12月

約7時間

B

 

シナリオ

・序盤ゆっくりなので大作っぽく感じるが、中〜終盤で一気に走るので、そんなに長くはない。
   ・キャラは立ってるんだが、複数ライターのためか、特に主人公は言動に一貫性無く感情移入しづらい。
 ・起承転結の起はいいが、承転が雑で途中何度も挫折しかけた。
 ・終盤は溜まった設定を消化するのに精一杯。が、王道に変化球を織り交ぜた怒涛の展開はそれなりに燃える。
 ・恋愛はイマイチ。お互い惚れ合う理由が希薄というよくあるパターン。「か、勘違いするな! 私はただ‥‥」みたいなツンデレ的な可愛らしさは出ているが。
 ・Hはトウで3回?。シナリオ重視系としては頑張ってる。フェラあり、陵辱なし。

CG

・イベントCGは、ここはあるだろというところには大抵ある。質は安定。
  ・高校生にしてはあまりにガタイが良すぎる立ち絵は萎えるが、Hシーンでは逆に豊満さが光る。
   ・Fate並とまではいかないが、剣戟シーンのEFFECTはなかなか。

音楽/ボイス

・BGMはGood。「疾駆」「覚醒」など、戦闘シーンを盛り上げる。
  ・主人公以外主要キャラフルボイス。トウの一色は合わないと思っていたが慣れた。ルーガル等、男ボイスが特にいい。

システム

・ADVとして必要な機能は一通り揃っている。が、音楽鑑賞でボーカル曲が聴けないのはトサカにくる。
  ・キャラやアイテムの設定をゲーム中に確認できる機能は便利。

キャラの良さを頼りに最後まで進めば光が見える、かも

いや〜、あやうく地雷判定するところでした。体験版の冷静でまともな主人公が気に入って、体験版は30分程度でやめて本編を購入したのですが、その後すぐにガタガタに。主人公は軽薄鈍感なバカになったり、猪突猛進のアホになったり。ストーリー進行も説明不足で唐突。さすがに延期を繰り返し、ライターが6人もいるだけのことはあります。おかげで頻繁に中断し、同時購入した蒼い空のネオスフィアどきどきアドヴェンチャーEFFECTIVE Eに浮気してしまいました。
 それでも、数多く出てくる登場人物の魅力の高さと、ストーリーのオチが気になったので、自分を叱咤激励して進めていくと、最後にようやく光が。消化すべき伏線が多すぎて、明らかに詰め込みすぎで洗練さには欠けますが、ボスキャラ倒したと思ったら真ボスが、みたいな展開の繰り返しはやはり燃えます。主人公もトウも共に活躍しますし、王道ですが味方キャラと敵キャラの団体戦もキッチリ見せてくれますし。オッサンキャラに存在感があるため、ストーリーの締りも悪くないです。はじめからこのレベルのシナリオで統一してくれれば、文句無かったんですけどね。体験版を途中で挫折した人も、最後までプレイすれば楽しめる、かもしれません。とりあえず私は、他のルートもクリアする気にはなりました。ハインリケとか猪麿とかエトワールとか、脇役も魅力的ですしね。

ちなみに同時購入のネオスフィアどきアドは、エロゲと比べれば3,000円程度の内容しかありませんので(一般PCゲーのFDですし)、シリーズのファンでなければ絵買いもしくは声優買い(表声優フルボイス)の人限定ですね。私はメッセの特典テレカ目当てで購入したほどのパナビア絵買いです。

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