サルバとーれ! (暫定版) |
とりあえず、ブルマ副団長:凛をクリア。ストーリーに過度の期待をしなければ、コメディものとして結構いい線いってると思います。 |
メーカー |
対応OS |
修正ファイル |
発売日 |
プレイ日 |
プレイ時間 |
やってみて度 |
win98SE〜XP |
あり |
2006年1月 |
2006年1月 |
初回約7時間 |
A |
・ADVパートの長さは普通。おそらく共通と思われるコメディ応援パートの比率が高い。
・毎度毎度のゲストキャラの馬鹿馬鹿しい悩み&応援による馬鹿馬鹿しい解決を楽しむ。ストーリーは全くたいしたことはない。
・ネタが深く、知っていればかなり笑える。野球部員Oの変質的な性癖は他人事とは思えない。
・ヒロインは強気娘ばかりだが、凛や会長は意外にドジッ娘で可愛い。
・恋愛はイマイチ。ヒロインと二人きりの個別イベントが少ない。凛は素直になれない描写はよかったが、デレる瞬間がアッサリ過ぎ。惜しい。
・ゲストヒロインも良いんだが、バッテリー以外は描写不足。これも惜しい。野球部のマネージャーとか、せっかく某超有名幼なじみをパロってるのにもったいない。
・Hは凛とは1回。尺はそこそこで悪くない。ゲストヒロインのHは短めだが、色々なシチュエーションが楽しめて笑える。
・イベントCGは少ない。南の島の合宿で水着イベントCGが無いとかありえない。
・質は不安定。非常にそそるCGもあれば、何このデブ?ってのもある。私は絵買いでもある。
・フェイスウィンドウの表情パターンが少なく、セリフと微妙に合ってないことが多い。
・応援パートのミニウィンドウCGは面白おかしくて良い。
・BGMはそれなり。たまにシナリオと合ってない事がある。OP、EDの2つのボーカル曲はGood。
・主要な女性ヒロインのみパートボイス。ゲストヒロインを含め、エロありの女性ヒロインにはついていると思われる。
・パートとはいえ、6〜7割がたあたっている感じ。質も安定。が、攻略ヒロインとの個別シーンであたってないことがあるのは痛い。
・ADVパートはいつもどおり。必要な機能は一通り揃っているが、window内アイコンが小さくて使いづらい。
・応援は、音ゲーのようにリズミカルにマウスクリックするタイプと、ひたすら連打するタイプ。リズムは後半難しくなるが、連打で救済されるので大丈夫。
・スゴロクは何も考えずにやると、けっこうな確率でゲームオーバー。工夫の余地はあるが面白くない。このメーカーのゲームパート開発者は相変わらず空気読めてない。
いや意外でした。体験版のシナリオでダメだこりゃ切ろうと思いましたが、絵買い&企画買いしてみればあら不思議。LiarではANGELBULLETの「体験版」以来の笑えるコメディで楽しめました。スゴロクでゲームオーバーになりやすいのがネックですが、応援アクションパートはよい息抜きになるし、パロディを含むネタがツボにはまればかなり楽しめると思います。「二次元エンド」なんて単語、このソフトを買うユーザーの何割が知ってるんでしょうか。私にはクリティカル過ぎましたけど。
ただ、ラストに一応燃える展開が用意されているストーリーは演出不足で肩透かしだし、ヒロインとの恋愛ももう一歩。凛はホント惜しかった。あの告白シーンは、ドギマギさせて焦らすか、精神的or肉体的にもっとキツイ状態(高熱とか)で素直さを出させるとかしてくれないと。まあ、腹黒幼なじみという非常に魅力的なツンキャラを出しながら、何の前触れもなくデレさせたLLEと比べれば、かなりの進歩ではありますが。あと、今回は主人公が恋愛に興味がない応援オタなのがマイナス。いいヤツなんで、ヒロイン側が惚れるには申し分ないんですが、逆が苦しい。いずれにせよ、もう少し二人の仲を進展させるイベントがあれば、エロゲユーザー全般、特にツンデレ属性持ちにオススメしやすくてよかったんですけどね。体験版は声無しなうえ実質第二話から始まるため、キャラがつかめず寒いドタバタ劇を見せられるだけ。メーカーHPの紹介等で興味を持った人は、体験版なしでいきなり突撃してみるのも良いかもしれません。体験版を気に入ったという人なら、ストーリーに期待しなければそれなり以上に楽しめるでしょう。私はLLEからこのかた、Liarのシナリオには煮え湯を飲まされ続けてきましたが(Forest除く)、本作ぐらい楽しめればとりあえず文句はありません。企画の面白さでは、他のメーカーを寄せ付けませんしね。残りのヒロインにも期待です。
ところで、凛役の花野輪子という声優は初めて聴きますが、よかったです。何故なら、我が麗しの君:かわしまりのボイスにソックリですからッ!!(←馬鹿) ちょっと似てるんですよね。鼻に抜けるところとか。