らくてん |
ミドルプライス(税込7,140円)ゆえの安っぽさはあるものの、萌え・エロ・お笑いのバランスの良さが光る逸品。オススメです。 |
メーカー |
修正ファイル |
発売日 |
プレイ時間 |
やってみて度 |
Stellar |
- |
2007年11月9日 |
総計15時間 |
A |
シナリオ
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CG
音楽/ボイス
システム
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キミキス pure rouge がなぜあれだけ原作信者に叩かれるのかといえば、同じ二次元オタでも、エロゲ(orギャルゲ)オタとそれ以外では、「幼なじみ」というものへの認識が根本的に異なるからだ、と私は思います。アニメやマンガでは、幼なじみというとむしろヒロインの当て馬役が多いですが、エロゲにおいては主人公を絶対に裏切らない、モテないエロゲオタの妄想を具現化した本命ヒロイン。主人公3分割は斬新なアイデアで良かったのですが、幼なじみかつ一番人気の摩央姉を、幼なじみ以外に走らせたのが大失敗。スタッフもいい勉強になったのではと思います。
で、結局何が言いたいのかといいますと、つまり美味はエロゲ幼なじみの鑑だと。イケメンの肉体は完全無視で、常識外れな状態となった主人公の告白を受け入れ、主人公のエロエロな要求も嫌よ嫌よも好きのうちでヨガリまくる。いつもは和姦では勃たない私も抜きまくるってものです(笑)。通常シーンが少ないのが残念といえば残念ですが、エロシーンでの萌えゼリフ連発で十分補えました。
続いて妹二人は、実妹であって実妹でないという中途半端な関係から生まれる背徳感が絶妙。私は実妹・実姉は駄目な人ですが、これならいけます。そしてイケメンの体を最大限利用したサブキャラとのハーレムENDから、司先輩とのTrueっぽい純愛ENDで締め。体の入れ替わりという設定を、キチンと活かしています。何より、イケメンの体を手に入れたモテない主人公が、これほど感情移入しやすいモノだったとは。設定の勝利でしょうか。ちょっと変わったエロゲをやりたいという人は、体験版を是非。