Dies irae

攻略可能ヒロインが二人のみ、という衝撃の事実を許容できるなら、男キャラが熱いバトルものとして楽しめるんじゃないかと思います。

メーカー

修正ファイル

発売日

プレイ時間

やってみて度

light
2.3MB
2007年12月21日
総計12時間
B

シナリオ

  • 長さは短め。1プレイ時間は長いが、実質2ルートしかないため。
  • 既知がどーだ未知があーだと小難しいが、バトルものとしてはより強い敵が次々と出てくるワクワク感があり、特殊能力も多彩で単純に燃える。
  • 様々な登場人物の思惑が複雑に絡むため、バタバタと落ち着きが無く荒けずりな一方で、先が気になりやめ時を失う。香純→マリィの順での攻略を推奨。
  • 主要キャラは敵も味方もみな魅力的。特に単なるチンピラだと思っていたヴィルヘルムと司狼は、予想外に良かった。両方とも男だが。
  • エロシーンは、名前のある女性キャラには1回ずつあり(エリー除く)。ルサルカは複数回。絵が良いので抜けるかも。 

CG

  • 燃えにも萌えにも十分なクオリティ。枚数も差分を除き100枚超となかなか。
  • ただし顔の描き分けが不安定。螢の振りかぶるカットインとかは妙に可愛くて好きなんだが「キミ誰?」。 

音楽/ボイス

  • BGMは曲数多く質も高い。効果音もそれなり。
  • ボイスは主人公を除きフルボイス。こちらもGood。ヴィルヘルムとトリファが特に(両方とも男)。

システム

  • ADVとしての機能におおむね不満無し。
  • 一部の選択肢でセーブができなかったり、ボイスの音量が希に小さくなる程度の不具合あり。

見事に釣られました

 私のプレイ経過は以下の通り。

1. 香純エッチシーン突入 →「やっぱ初回攻略は螢だろ。やり直し」

2. 再び香純Hから香純ENDへ →「初回は螢は無理か? だけど話は面白かったし、螢の過去も泣かせ系で期待が膨らむなあ」

3. マリィエッチシーンからマリィENDへ →「螢は攻略が難しそうだしね。しかしこのルートも熱いな〜。螢もラストでそこそこ活躍したし。次は先輩あたりいっとくか」

4. 何度やってもマリィor香純ENDへ →「選択肢多くてメンドイな。いい加減体力も限界。不本意だけど攻略サイトに頼るとするか」

5. 攻略サイトにENDは2種のみとの記述 →「!! ハハ、まさか……だって螢がアオ向けで恥じらってるエロサンプルCGとかまだ出てないじゃん」

6. CG鑑賞機能で達成率97%を確認 →「………。(机にヒジついて頭抱えて落ち込むAAをリアルで)」

 

というわけで、私と同様に螢もしくは先輩(玲愛)目当てで発売日買いしたユーザーには、正にタイトル通りの「Dies irae(怒りの日)」となった2007年12月21日でありましたとさ。めでたしメデタシ。

 

 

……なわけねーだろーがコンチクショー!! オレのこの一年間を返せ!!(泣)

 

 

ただ、攻略キャラが2名だけだと納得した上でこれから買うなら、燃えエロゲとしては悪くないと思います。

 

 

感想のTopページに戻る