BALDRSKY |
分割販売をするだけのことはある、アクションもシナリオも一級品の希有なエロゲ。CG、BGM、ボイス、システムもハイレベルで、腕に覚えのある燃えゲ好きにはオススメ。一方でアクションが苦手な人は、救済策無しのため全力回避の方向で。 |
メーカー |
修正ファイル |
発売日 |
プレイ時間 |
やってみて度 |
戯画 |
4.32MB |
2009年11月27日 |
総計70時間 |
A |
シナリオ
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CG
音楽/ボイス
システム
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いや楽しかったです。私は燃えエロゲはもともと好物ですが、アクションやSLGなど自分で操作するゲーム部分があると、やはり燃え度が段違い。シナリオで最高に盛り上がったところでバトル突入、主題歌バックにボスキャラと死闘を演じるとか、もう燃え燃えです。ラスボスの異常な強さには話の腰を折られまくりましたけどね! シナリオもアクションも、その他の要素もすべて一級の作品というのは初めてで、分割販売で通常のエロゲの2倍の出費を強いるだけのことはありました。
ということで、むしろADV形式の燃えゲしかやってない人にこそオススメしたいのですが、いかんせん難易度が高い。ここはぜひメーカーに、従来のファンばかりに配慮するのでは無く、一見さんを取り込む努力もするよう方向転換してほしい。これだけのものを作っておきながら、限定された客層しかターゲットにしないのはもったいないし、売れることで、シリーズの次作をより良いモノにできると思います。
遠からずDive1とDive2の内容をセットにしたバージョンも発売されるでしょうから、そのときはホームページでの宣伝や強制チュートリアルの初っぱなに、「なになに、アクション初心者の君らでもクリアできるよう、救済策も用意してるから安心して購入するといい(byノイ先生)」ぐらい言わせて仕切り直し、初心者をガンガン取り込む方向で。ここで一気にファン層を拡大し、次作につなげてもらえればと思います。
あと、今回のアクションシステムを流用して、もっと小粒な単発ゲームをバルドシリーズとは別に出す、というのもありかと。これで裾野を広げられるかもしれないし、そもそも次のバルドシリーズがいつになるか
分かりませんから(笑)。今回の話は電脳空間バトルに主人公記憶喪失が加わり、序盤が意味不明でつかみが弱いところもあったため、わかりやすい設定で単純に燃えられるお話を希望。とにもかくにも、このアクションシリーズはぜひ続けていってほしいです。