マスクド上海

プレイ時間的に小粒な印象は否めませんが、笑って燃えるシナリオを軸に、CG、ムービー、ミニゲーム等すべての要素にこだわりが感じられる怪作。かなりオススメ。

メーカー

修正ファイル

発売日

プレイ時間

やってみて度

LiarSoft
-
2008年3月7日
初回約7時間
A

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シナリオ

  • ちょっと短め。3ヒロイン、3エンドで、個別エピソードもそれなりにあるのだが、最終話のクライマックスのお話が3つともほぼ一緒になってしまうのが惜しい(多少寄り道ありの一本道)。
  • 馬鹿ゲーの皮をかぶった燃えゲー。ノリの良い会話が笑えるが、基本はオーソドックスな勧善懲悪ストーリー。主人公がキッチリ活躍し、終盤はお約束の燃え展開で魅せる。
  • キャラクターはメイン、サブはもちろん、その辺のちょい役まで無駄に立っていて魅力的。エピソードがいくらでも作れそう。
  • 恋愛も、アイリーンのツンデレちっくな反応などに無理なく萌えるが、三人三様の魅力があるなか、主人公側が一人を選ぶ理由付けが弱い。ヒロインの意外な一面に主人公がハッとする(プレイヤーも同様)ようなシーンがもっとあっても良かった。つかデートっぽいシーンが少ないんだよおおぉ!
  • エロはメインの3人は和姦、陵辱が一つずつ。あとはバトルに勝つと敵キャラ(全員女)と各1で、こちらも基本は和姦っぽい雰囲気。絵はエロいんだけどアッサリ系。ちなみに私は陵辱BADは見てませんので、こちらはもしかしたらエロいかも。
  • あえていうならアイリーン→ヘレーネ→日和子の順に攻略を推奨。

CG

  • イベントCGは差分を除いて62枚。それとは別にカットインCGがいくつか。独孤求幼や辻のカットインなど、その無駄さ加減に痺れる。
  • クオリティは原画、塗りとも高い。女の子は可愛く、男は格好良く、加えて躍動感もある絵はエロゲでは希少。中央東口は男は非常にいいんだが肝心のヒロインがビミョ(←バキッ!  

音楽/ボイス

  • BGMはボーカル2曲を含む18曲。古き良き中華っぽい雰囲気作りを支える。クライマックスでかかる「英雄立這裡」、ラストバトルの「〜全仙道」は特にかっこいい。
  • ボイスは女性のみパートボイス。無声が目立つADV部は、ミニゲームの戦闘時が主人公含めフルボイスで燃える事実で耐え忍ぶ。

システム

  • ミニゲームの戦闘は、五行の要素を集めて必殺技を交互に相手にぶつける、パズル的なもの。一周当たり7回ぐらいあり、一回当たり10〜20分ぐらい。
  • 見た目、操作性、効果音、ボイスともに良好。難易度は中程度で爽快かつサクサク進み、ラスボスのみ異様な強さもパワーアップ付き無限コンティニュー制でいつかは倒せる安心設計。
  • 多すぎる必殺技の効果は、覚えなくても五連撃でどうにでもなるし、覚えるまでアホみたいに繰り返しやれば(←私)、ラスボス戦がちょうどよい難易度になる。
  • ADV部は細かい不満は多々あるが、発売後一ヶ月の時点で修正ファイルが出ないことで帳消し。

メーカー自身が楽しんで作ってそうな作品

もともとこのメーカーは、自分たちが作りたいモノ作って売り上げは二の次っぽいイメージがありますが、やはり商売ですから予算と日数に限りはある。本作もパートボイスでシナリオは短い上に一本道と、ボリューム的には苦しいものの、各要素のクオリティは非常に高くかつ調和がとれ、古き良き中国を舞台にしたヒーローものとしてもの凄く楽しめました。死ぬほど忙しかった年度末のさなか、アイリーンルート(別名かわしまりの堪能ルート)の最終話をバトル込みで何度プレイしたことか。楽しんだ側からの勝手な想像ですが、ここまでこだわりを詰め込んだ(ように見える)作品を仕上げる作業は、作る側も楽しかったのではと思います。

なんかべた褒めモードになってしまいましたが(笑)、かなり期待してたモノが期待以上でやってきた、という極めて希な事態につきお許しください。デモムービーと体験版が気に入ったならぜひ突撃で。なお誠に遺憾ではありますが、タマはルート無し・人化無し・ボイスさえ無しの三重苦ですので、ツンデレスキーの方はお覚悟を。

 

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