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ブルーブラスター

ロボットSLG+恋愛ADV(非18禁)。どちらの要素もそれ単体では不満が残るデキですが、この二つを合わせた総合力は前作ブルーフロウから大幅進化。燃えて萌えれるSLGです。難易度選択も可能なため、幅広い層にオススメ。

メーカー

修正ファイル

発売日

プレイ時間

やってみて度

工画堂
あり
2006年6月30日
total約20時間
S

工画堂のブルーブラスターという作品の画像を掲載しています。このサイト以外での使用、転載を堅く禁止します。

萌えも燃えも詰め込んだシナリオ:SLG付属としては十分

惑星移民が進む未来、地球政府と(移民)惑星連合との小競り合いが続くなか、地球側の女性オンリーの特殊部隊に配属された主人公:ミチル(♂)の愛と苦難の物語です。8割ほどが共通パートで、残り2割は大きく3つのルートに分岐。ここからさらに、トータルで12個の各隊員エンディングに分かれます。

良かったですね。「SLG付属のシナリオとしては」という前置きは必要ですが、燃え展開に恋愛、それにボリュームも申し分ないものでした。

ストーリーは、前半は特殊部隊としての通常任務で、隊員達に内緒で女装するハメになったミチルを中心としたラブコメメイン。共通ルートで優遇される3ヒロイン(アッシュレイ、エルザ、マキ)はもちろん、それ以外のキャラも選択肢により専用シーンがそれなりに入り、楽しませてくれます。
 後半は両陣営を揺るがす陰謀に巻き込まれ、それを阻止するためのシリアスパートに突入。ちょっと無理があるんじゃないのという兵器や、初期設定と整合とれてます?という展開も散見されますが、キャラに萌えていれば十分許容範囲。スケールをデカくし過ぎて、後半が拙速気味な嫌いはありますけどね。

恋愛の方は、お姉さんキャラが多いため恋仲になるのが早急に感じるものの、ミチル自体はシッカリしたいいヤツなので大きな問題はありません。ここで出色なのがメインのアッシュレイ。ミチルと同世代ですし、「ツンデレって、顔を赤くしてどもり叫ばせとけばいいんだろ?(←真理です)」と簡単に考えているライター諸氏に是非参考にして欲しいツンデレっぷり。私は初回がこのアッシュレイENDだったため、ゲームに対する好感度が跳ね上がりました。ツンが非常に強いため、万人向けでは無いですけどね。

各隊員のENDも王道なものから、せつな系・お笑いネタ系とバラエティに富んでおり、どれか一つはお気に入りのENDが見つかるのではと思います。

高レベルな原画:おさわりシステムはほとんどエロゲ

イベント、立ち絵ともに原画は安定して良好。おねがい☆ティーチャーR.O.D.かみちゅ!といったアニメのキャラクター原案をしてた人ですね。一方、一部の塗りはかなりヒドイ。今時16色しか使ってないの?とツッコミたくなります。どう見ても時間切れor資金切れですが、ギャルゲとしてCGクオリティは死守してほしかったです。
 量的には、イベントCGの枚数は60枚とSLGとしてはそこそこ。立ち絵の表情パターンは少なめなのか、セリフと合ってないことが多かったですね。要改善。

非18禁ですので直接的なエロ描写はありませんが、乳首さえ見せなきゃOKという基準で、温泉入浴や裸にオーバーオール等、想像力を掻き立てるイベントCGや、水着立ち絵を装備。この手のCGはどれも比較的クオリティが高く、スタッフのやる気を感じさせます。
  加えて、非18禁の限界に挑む通称「おさわりシステム」。隊員紹介画面で胸とか股とかクリックした場所に応じてキャラがしゃべるという、たわいもないおまけ機能なのですが、ボイスのバリエーションが明らかにオマケの域を超えています。特に、ミチルに対する好感度がMax状態のセリフはもう、ね。セクハラシステムと揶揄されるだけのことはあります。最近こういう部位クリック型のエロゲもプレイしなくなりましたので、新鮮で妙にエロく感じました。

アニメ声優フルボイス:BGMは物足りない

BGMは16曲。ボーカル曲はオープニングの1曲だけです。
  クオリティは悪くは無いのですが、いつも同じ曲がかかっている印象。同じメーカーのパワードールシリーズのBGMは超弩級なため、どうしても見劣りしてしまいます。いっそのこと、次作では過去のパワードール使用曲のアレンジで固めてみてもいいんじゃないでしょうか。
  オープニング曲は単体で聴くとアレですが、ムービーとして見ると非常にイイ。ダウンロード視聴をオススメします。

ボイスはTVアニメに出ている声優も使いつつ、ほぼフルボイス。玉石混淆ですが、主要3ヒロインを演じる玉の方はさすがに素晴らしい。前作と違い声優の使い回しもほとんど無いし、戦闘中も頻繁にしゃべります。エロゲ声優によく似てる声だな〜、という人も二人ほど。概ね満足です。

初心者でも何とかなるか? のロボットSLG

本作の柱の一つとなるロボットSLGの方は、メーカーの既存作未プレイの人でもある程度楽しめるかな、というデキにはなってきました。
  ターン制ではなくリアルタイム制のSLGで、敵味方全てのユニットが同時に行動する中、ユニット毎に攻撃や防御などのおおまかな指示を出す必要があり、初心者には非常に取っつきにくいシステムです。ただ今回から難易度が4段階から選択できるため、一番簡単なモードであれば、頻繁に命令を変更しなくてもステージクリアできると思います。コツをつかめば、細かな命令変更で効率的に敵を倒せるようになったり、地雷設置や支援攻撃などを使える余裕がでてきたりで、そこそこ楽しくなってくるでしょう。
  一方、SLG玄人だと不満も。自由度が低いんですよね。隊員毎に機種固定の装備固定。加えて、戦術画面が狭い・全体マップが謎の右クリックなど操作性が悪く、極めつけに各ユニットのAIがアホで、こちらの指示に対し理想的な行動をとってくれない。そのため、最大12ユニットが操作可能であるにもかかわらず、結局はひとかたまりで運用しがちになります。敵が3方面から侵攻してくるのでこちらも部隊を3つに分けて……、ということがしづらいし、実際する必要がないステージが多い。AI強化が無理ならば、出撃可能ユニット数を毎回5〜6機以下にして、ユニット選択でプレイヤーの色を出せるようにしつつ操作の煩雑さを抑える、などの工夫が今後必要になってくると思います。

なお、一度経験した戦闘はスキップ可能。全隊員攻略の周回プレイも楽勝ですが、恐ろしく長いスタッフロールが飛ばせないのが痛恨。

ADVの方はまあまあ。工画堂のADVシステムといえば、エロゲが10年前に通った道レベルのヒドイものと相場が決まっていましたが、本作で大きく進歩。読み返しがホイール未対応なのと、メッセージ速度変更不可であることさえ改善すれば、何の問題も無くなります。鑑賞機能もCG、BGMを装備。隊員毎のイベント回想があれば完璧でした。

SLG好きギャルゲーマーなら突撃で

工画堂といえば制作チームが複数あり、パワードールシリーズのような比較的硬派なSLGを出す一方で、シンフォニックレインやトリスティアなどの美少女ADVも作るメーカー。この2つが融合すれば良いゲームができるんじゃないか、とは誰もが思うことですが、このブルーブラスターはそれをかなりのレベルで具現化できたのではと思います。ただ私のようなパワードール寄りのユーザーから見れば、SLG部がむしろ退化傾向なのが大いに不満。まずは操作性の改良を。これは初心者のためにもなりますしね。

同じくSLGメインの美少女ゲームとしては、アリスソフトのデキのいい方と比べても遜色ない本作は、幅広い範囲のSF好き・SLG好きギャルゲーマーにオススメできると思います。メーカーHPの紹介と体験版が気に入れば突撃で。前作ブルーフロウをプレイしておくと吉ですが、こちらはオススメ度でいえばBランクですし、マキルート以外は前作を知らなくても十分楽しめると思いますので、未プレイでもOKです。
  ちなみに攻略順のオススメはアッシュレイ→エルザ→マキ。他はお好みで。パトリシアENDは見ておいて損は無いと思いますけどね。

 

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以下、若干ネタバレありの改善希望を適当に。

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