angel breath (暫定版)

とりあえず、幼なじみのつばさと、異世界コンビのクリミア、寧々子をクリア。小粒で粗は目立ちますが、ラブコメも燃えもそこそこ楽しめます。

メーカー

修正ファイル

発売日

プレイ時間

やってみて度

戯画
あり
2006年2月24日
初回約5時間
B

シナリオ

  • 短め。初回5時間、以降一人クリアに2時間とかからない。
  • 個別部分は、ヒロイン毎にかなり異なる。つばさは学園ラブコメ、クリミアはトゥルーっぽい燃え展開。
  • つばさはラブコメとして普通に楽しめる。ラス前にわざわざ屋台合戦を持ってきたところもいい。
  • クリミアはストーリーは良いんだが、尺が短く唐突感が否めないのが惜しい。寧々子の話は思い出したくない。
  • どうでもいいことにこだわる会話にテキストを使いすぎ。うんざりするし、他に書かなきゃいけないことがあるだろう。
  • 恋愛はつばさはかなりイイが、逆に幼なじみが食い込みすぎて、主人公が他のヒロインに走るのに無理がある。
  • Hは1回ずつ。連戦仕様ではあるが、抜きゲのようなねちっこさは無い。
  • エロ薄をごまかそうとしてるのか知らんが、処女にアナルセックスさせてもこちらは呆れるだけ。フェラまでならOK(←馬鹿)。

CG

  • イベントCGの質はそれなりだが、枚数が少なく、たまにヤバイのもちらほら。クリミア入浴シーンの色気の無さは異常。
  • 背景に多少難あり。魔法が当たり前の異世界の学園寮の風呂が、どう見ても日本の家庭風呂にしか見えないのはどうかと。

音楽/ボイス

  • BGMはなかなか。初回特典にサントラを付けるだけのことはある。私はOPデモ買い。
  • ボイスは主人公以外フルボイス。こちらも問題なく、つばさとか委員長とか、いい演技してる。某声優買いでもある。
  • いまどきエンディングテーマが流れないとは、どんな廉価版だ(全クリすれば流れるのか?)。

システム

  • あいもかわらぬ戯画系システム。
  • 機能的な不満は無いので、あとは読みやすさ、使いやすさを追求してほしいが、馬の耳に念仏か。縦長グラデーション付きのフォントは何とかしてくれ。

戯画もなかなかやるが、お金かけて無さげなのが苦しい

戯画というメーカーは私にとって誘蛾灯のようなもので、デモムービーの良さにフラフラと誘われ、何かプラスアルファ(今回は声優)があると突っ込んでジュっと焼かれる、の繰り返しでしたが、今回は今まででは一番良かったです。しょっぱなに寧々子を攻略したときは、中盤からのあまりの茶番っぷりに頭を抱え、また踏んだかと思いましたが、つばさ&クリミアで回復。毛色の違うシナリオそれぞれを楽しませてくれました。ただ、恋愛については幼なじみのつばさの影響力(過去設定の重さ)が強すぎて他ヒロインは苦しいですし、燃え展開のクリミアルートも、デュエルセイヴァー未プレイ(私も2キャラクリアのみですが)だと面白さが半減しそうで、かつ短すぎで丁寧さに欠ける。エンディングが流れないことを含め、ちょっと廉価版チックなデキです。定価5,800円(税抜き)ぐらいならオススメなんですけどね。サントラ等初回特典は充実していますが、やはり本編に気合を入れてほしかったです。

他のヒロインと(不慮の事故で)抱き合ってるのを見られた場合、さめざめ泣くのではなく攻撃魔法の一発も喰らわせてくるタイプの幼なじみが好きな人や、デュエルセイバーをこよなく愛する人なら、結構楽しめるかも知れません。私としてはこのメーカー(のシナリオ)をちょっと見直すキッカケになりそうな作品でしたが、寧々子シナリオはアレでしたし、声優買いする予定だった次作の「この青空に約束をー」体験版は、ラストの超展開でサヨウナラ。まだまだ油断なりません。

 

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